遅い時間帯の食事

夕食の摂取タイミングは、健康とダイエットにおいて重要な要素ですね。不規則な食事習慣や遅い夕食は、太りやすい原因となります。一般的な理由としては、「摂取したカロリーを消費できない」ことが挙げられますが、夜遅い時間に食べることが太る理由はこれだけではありません。

自律神経の働き:
夜遅い時間や睡眠中は、体を休めるための副交感神経が優位となります。この状態では代謝が抑制され、夜遅い時間には体脂肪として蓄積しやすくなります。

夜は食事による熱産生が少ない:
食事によって消費されるエネルギー、つまり食事誘導性熱産生は、朝が最も多く、夜になると少なくなります。食事時間が遅くなるほど、食事によるカロリーの消費が減少し、太りやすくなります。

夜は副腎皮質ホルモンの分泌が少ない:
副腎皮質ホルモンは、血糖値を上昇させてエネルギーとして消費しやすくします。夜になると分泌が減少し、夜遅くに摂取した食事はエネルギーになりにくく、脂肪として蓄積されやすくなります。

脂肪を蓄積させるたんぱく質BMAL1が増える:
脂肪を蓄積する働きをもつたんぱく質BMAL1は、夜間に最も活発になります。夜遅くに摂取した食事は、この酵素の働きによって脂肪が蓄積されやすくなります。

夜遅く食べることは、太りやすいだけでなく、健康面にも悪影響を及ぼす可能性があります。健康を考慮するなら、夕食は寝る3時間前までに済ませるようにしましょう。これが健康に良いとされる目安です。

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